第 3回 秋葉原

 ということでこのコーナーも3回目を迎えましたが、今回は秋葉原について取り上げましょう。小さい頃は何度か交通博物館に連れて行ってもらったことがありましたが、あとは中学の時に自作パソコンの部品を買ったくらい。もちろん、今も頻繁に行っているわけでもありません。一部では“管理人Air→秋葉原”なんてイメージが強いんですが(笑)、意外になじみは薄いのです。しかし、たま〜に行く街だからこそ行ったときに楽しめるんじゃないかなぁとも思っております。

 今でこそ「電化製品の街」ではありますが、かつては青果市場の街でした。電気製品のお店はといえば、近くの御茶ノ水にある「東京電気大学」の部品調達のため数件あった程度。しかしながら昭和20年代の「ラジオブーム」で、ラジオマニアな方々が真空管やラジオの部品を求めてお店にやってきて賑わってたんだとか。高度経済成長による家電の普及やWindows95の登場によるパソコンブームなども手助けし、「電器の街」として成長したんだそうです。
 しかし、それももはや数年前の話。現在は「萌え」の街です。ハッスルしてるんですよ(笑) そんなイメージがあってか敷居の高い街のように思われがちですが、全然そんなことはありません。一般の方々でも楽しめるスポットだってたくさんあります。今回は、秋葉原のそういう一面について取り上げていくことにしましょう。

アクセス  JR山手線&京浜東北線
東京メトロ 日比谷線
 つくばエクスプレス(2005年8月24日 開業予定)
その他の
 最寄り駅
都営新宿線 岩本町駅
東京メトロ 銀座線 末広町駅

 ということで、今秋葉原というと「電器の街」と「萌えの街」の2つの顔があると言っていいでしょう。その境は・・・というと難しいですが、秋葉原駅の電気街口前で目立つのは電気屋さんですね。そこにゲーマーズがちょこんといるような感じです。

 黄色い帯の中央/総武線各駅停車の線路沿いに御茶ノ水方面へ歩いていくと、そこはパソコンの部品屋さんが密集するゾーンです。最近は大手家電量販店でもパソコンの部品を扱うようになったためアキバのPC屋のメリットが分かりにくくなりつつありますが、こういった秋葉原のお店の目玉はバルク品や特価品です。「バルク品」は外装やメーカー保証がないモノなんでリスクが高いように思われがちですが、実際には不良品はほとんど無いと言っていいでしょう。もちろん不良品が無いわけではないので念のため。お店によってはお店側が保証を付けてくれることもあるため、気になることがあればお店の人に聞いてみましょう。本当に良いお店なら、親切かつ正直に答えてくれるはずです。
 「特価品」は保証はあるでしょうけど・・・お店が特価品として売るかどうか、要は運の問題ですね。ハッキリ言ってしまうと“あればラッキー”程度にとらえておいた方がいいかもしれません。しかしながらパソコンの部品交換とか増設などの際に、これを有効利用しない手はありませんよね〜。
 左の写真は中央通り沿い、04年夏頃にオープンしたドンキホーテ秋葉原店です。中央通りを上野方面に進んでいけば、スグに見つかるでしょう。なお、さらに上野方面に進んでいくとメトロ銀座線の末広町駅があります。
 ドンキ秋葉原店の特徴といえば、どこよりも充実しているというコスチュームコーナーでしょうかね。それはもう、本当にビックリするくらい(笑)
 あとは、このドンキのあるビル5階も管理人のオススメスポットなんですけど・・・できる限り一人or気の合う友人と行きましょう。間違っても、彼女とのデートでそこへ行かないこと。(笑)
 そして知る人ぞ知るガチャポン会館です。エリザベス会館ではないので念のため(笑) その名の通り店の中のどこをみてもガチャ。先日見た時は、食べ物コーナーまでできてたんでビックリしましたね。この店、2〜3年前に行った時もあったんですから・・・結構続いてるものなんですね。

 あと、秋葉原で最近熱いのは「メイドカフェ」ですね。ご存知の方も多いでしょうが、名前の通りメイドさんの格好をした女の子が食べ物などを持ってきてくれるカフェですね。そのブーム(?)は侮れないくらい大きいもので、「笑点」では小遊三さんが歌丸さんに対して「いかがですか?」と勧めていたくらいですからね〜(笑) 最近では店が増えすぎたためか店同士でのサービス競争が盛んで、それぞれのお店ならではのサービスが展開されております。これも敷居が高いように思われがちですが、そんなお店は“ほんの一握り”と思っていいでしょう。
 
 そんな秋葉原ですが、05年9月にはヨドバシカメラが秋葉原に進出することになりました。「電器の街」秋葉原ですから、あってもおかしくないように思えたんですが、今までなかったわけなんですね。ただし、秋葉原のヨドバシは山手線を挟んで電気街とは反対側にオープンするとのこと。今までは秋葉原進出といっても線路を挟むことはなかったモノ。今までにない試みなだけに、お客の動きなどどうなるのか気になるところです。
 また、秋葉原のヨドバシカメラの地下には規模の大きい駐車場ができるとのこと。クルマを置いてヨドバシで買って帰る人もいれば“ついでに”アキバ散策する人もいるでしょうし、そういった点でも面白いことになりそうです。

 そして、同じく05年8月後半には秋葉原〜つくばを最短45分で結ぶ「つくばエキスプレス」の開業も控えております。第2の「北の玄関口」として、観光客の更なる増加も十分見込まれますよね。これからも“かつての顔”を残しつつも時代に合わせて、姿を変えていくことでしょう。

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